
DRV8871 配線図
1. モジュールのピン機能
DRV8871 ピン | 説明 |
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VM | 電源正極入力(モーターに電力供給、例:6V、7.4V、9V) |
GND | 電源のグランド(Arduino の GND と共通にする必要あり) |
IN1 | 制御信号1(Arduino に接続) |
IN2 | 制御信号2(Arduino に接続) |
OUT+/OUT- | モーターの両端に出力 |
FAULT(オプション) | 故障信号(LOWレベル時は保護機能が作動中) |
2. 配線方法(Arduino UNO)
DRV8871 ピン | 説明 |
---|---|
VM | 電源正極入力(モーターに電力供給、例:6V、7.4V、9V) |
GND | 電源のGND+ArduinoのGNDに接続 |
IN1 | Arduino D9 |
IN2 | Arduino D10 |
OUT+/OUT- | モーターの両端に出力 |
FAULT(オプション) | 接続しなくても可 |
3. サンプルコード
#define IN1 9
#define IN2 10
void setup() {
pinMode(IN1, OUTPUT);
pinMode(IN2, OUTPUT);
}
// モーター正回転
void loop() {
digitalWrite(IN1, HIGH);
digitalWrite(IN2, LOW);
delay(2000);
// モーター逆回転
digitalWrite(IN1, LOW);
digitalWrite(IN2, HIGH);
delay(2000);
// 停止
digitalWrite(IN1, LOW);
digitalWrite(IN2, LOW);
delay(2000);
}
4. 注意事項
- VM の電圧が 6.5V 未満だと、チップが動作しません
- 電源の電流容量が不足すると、モーターが「ブーン」と鳴るだけで回りません
- GND は共通にする必要があります:DRV8871 の GND は Arduino の GND と確実に接続してください
5. 2組のVMとGNDの配線方法
2組の VM + GND は並列接続になっており、つまり:
- 2つの VM は内部で接続されています
- 2つの GND も内部で接続されています
- 「配線しやすさ」のために設けられており、電源を2重に供給する必要はありません
以下のいずれかを選択してください:
- 方法 A:
上側の VM + GND のみ接続 -
方法 B:
下側の VM + GND のみ接続 -
方法 C(大電流向けに推奨):
両方接続(同一電源)→ パッドの電圧降下を抑制
⚠️ いずれの場合も、VM はモーター用の電源正極(例:7.4V リチウム電池)に接続し、GND は Arduino の GND と確実に共通にしてください。
⚠️ 絶対に以下のような接続はしないでください:
- ❌ 一方の VM に 7.4V、もう一方に異なる電源 → 短絡や破損の恐れあり
- ❌ 上側の GND を Arduino に、下側の GND を電源マイナスに接続 → GND が共通でなく危険
- ✅ 正しい方法:両方とも同一電源に接続するか、いずれか一方のみ接続
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